【受付終了】トーク|空想と現実のあいだ アニメーションの想像力

『MIND GAME』(第8回)、『四畳半神話大系』(第14回)、『夜明け告げるルーのうた』(第21回)に続き、『映像研には手を出すな!』(第24回)で、前人未到の4度目となる文化庁メディア芸術祭大賞を受賞したアニメーション監督の湯浅政明氏。アニメーションの世界でメディア芸術の歴史をつくってきた湯浅氏をお招きして、ご本人がセレクトした『映像研には手を出すな!』2話分の上映と、アニメーションの想像力に迫るトークイベントを開催します。

テクノロジーの進展を背景に視覚表現の可能性はどんどん広がり、VR技術やAR技術をベースとした「メタバース」に注目が集まっています。そんなリアリティの再現へ向かう潮流とは別に、2Dだからこその魅力を新しい表現としてし創作し続ける、湯浅氏の思考と想像/創造の根源に迫ります。

日時

1月16日(日)17:00〜19:00 ※開場16:30

場所

ミニシアター蛸蔵(高知県高知市南金田28)

※このイベントの予約受付は終了しました。

湯浅 政明

アニメ監督/脚本家/元サイエンスSARU代表取締役。

アニメーションスタジオ亜細亜堂でキャリアをスタート。

芝山努・須田裕美子監督『​​ちびまる子ちゃん』(‘90~)などの原画や場面設定を担当し、シンエイ動画 で本郷みつる・原恵一監督『クレヨンしんちゃん』(‘92〜)の作画監督や絵コンテ、劇場版シリーズの設定デザインや絵コンテを担当。プロダクションIGで短編をいくつか監督したのち、studio4℃『MIND GAME』(‘04)で長編監督デビュー。マッドハウスでオリジナル作品『ケモノヅメ』(‘06)『カイバ』(‘08)を作ったのち、小説のアニメ化『四畳半神話大系』(‘10)タツノコプロで漫画原作の『ピンポンtheAnimation』(‘14)を監督。2013年にチェ・ウニョンと共にスタジオ サイエンスSARU を設立し、自社でオリジナル『夜明け告げるルーのうた』(‘17)『きみと、波にのれたら』(‘19)、原作のアニメ化『夜は短し歩けよ乙女』(‘17)『DEVILMANcrybaby』(‘18)『日本沈没2020』(‘20)『映像研には手を出すな!』(‘20)を制作・監督。2020年に退社し、2022年には古川日出男の小説を原作とした監督作『犬王』(‘22)の公開を控える。

監督作『MIND GAME』『四畳半神話大系』『夜明け告げるルーのうた』『映像研には手を出すな!』で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を4度受賞。

上映作品

©︎ Sumito Oowara, Shogakukan / Eizouken Committee

映像研には⼿を出すな!

湯浅 政明

湖に面した人工島に建てられ、増改築を繰り返し複雑怪奇な建築となった芝浜高校に入学した⾼校1年⽣の浅草みどり。熱狂的なアニメ好きであり、スケッチブックにはいつもさまざまな設定のアイデアを描きためている。いつかアニメをつくりたいと思いながらもなかなか行動に移せない浅草は、プロデューサー気質を持つ友人の⾦森さやかを誘いアニメ文化研究会の見学に。そこで出会ったのが、カリスマ読者モデルでありながらもアニメーターを志望する水崎ツバメだった。3人は学校からの許可を取り付け、映像研究同好会(映像研)を設立し、「最強の世界」をつくるための奮闘を開始。舞台設定や背景美術を生み出す浅草、迫力ある人物の動きを描く水崎、2人の制作速度をコントロールしつつ予算や上映場所を確保するために奔走する金森が、各人の技能で制作に向かい合う。実際のアニメ制作の過程や、技術・演出論などをふんだんに盛り込み、キャラクターを通じてアニメづくりの葛藤や達成感も描写。大童澄瞳の原作マンガをベースに、世界のアニメ好きにも広く名の知られるアニメーターたちが、彼女たちの表現を手描きアニメーションならではの迫力で映像化し、アニメのおもしろさの真髄をアニメで表現した。

[テレビアニメーション|日本]
第24回 アニメーション部門 大賞